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熱交換換気システム

今日は家から100mくらいの所で、知り合いが工事に参加している物件の大工工事が始まったので見学させてもらってきました。
土台敷きと防蟻のホウ酸塗、基礎断熱と熱交換換気システムの設置でした、この熱交換換気システムを採用しようと思っているので見学に行ったのです、マーベック(東大阪市)がフロンティア(門真市)の熱交換素子を採用して全熱交換で90%の交換率を出しています、このフロンティア製はドイツのスティーベル社も採用するみたいです、我家はスティーベルを設置していますが顕熱のみのタイプなので、最近は相対湿度が40%を切りそうになってきましたので、今週から送風揮発式の加湿器を買ってきて運転させています、現在は50%を確保するようになりました。
床下に暖房を送るメリットの一つに過乾燥対策があります、床下は21℃以上26℃未満くらいで相対湿度20%台になっていますが、ガラリからの90立米/hの送風では室内側はそこまでは乾燥していません、2階に上がると相対湿度は50%台はあります、壁の漆喰やプラスターの効果もあるとは思いますが、過去の例では30%位の家がほとんどでした。
今後は全熱の熱交換換気システムで水蒸気を冬は確保し夏は排除できるのでより良い環境になると思います。
見学に行った物件は残念ながら、長期優良住宅レベルの家でぎりぎり性能を落として建てるみたいで、基礎断熱も立ち上がりしか入れなくて、おまけに40mmと薄い1mほど基礎コンで盛土した形状なのでスラブ下断熱もなく、回り込みの冷却もあり、床下はかなり冷えると予想されますが、熱交換率80%のレベルの低いタイプで床下に外気を送る形でした。
床の給気口から冷気が入ってくるし、床が冷えると思います、色々質問すると、設計者、工務店、建材店、熱交換システムメーカーがからんでいるのですが、全体を分かって意思決定できる人がいないので、メーカー側も解っていても強く言えないといっていました、結局は住まい手は寒いからエアコンをガンガンかけて消費する生活をするんだなあと思います。
平成11年の省エネ基準が最高の基準だと思っている人が多いのでしょう。


なちゅらる・さーかす     http://www.nc-house.net

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by nc-house | 2012-01-12 01:55 | パッシブハウス エコハウス
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