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夏期日射取得の窓の影響

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夏期日射侵入による室温の変動が問題です、丁度今日メイルで野池氏の野池新聞が届き今月のテーマが「夏を解く」で有難い内容でした、堺パッシブハウスは夏期日射取得係数は0.017と非常に少ないです、先日のソーラーデザイナーによる計算結果と実測からも夜間冷房だけでオーバーヒートは発生しませんが、平均気温が30℃を超え最高気温も35℃を超える猛暑の期間でも夜間冷房だけで快適に過ごせるための実験検証をしています、堺市内でもこの5日間は猛暑になりました、南面の窓では1階は可動ルーバーシャッターが設置してあり午前中は水平ルバー状態で日射を防いでいます、南西に35℃建物が振っているので午前中11時ごろまでは南面に日射が入ります、西南面の窓の日射対策が重要になります、東西面での庇の日射遮蔽効果は期待できませんので昨年夏は無冷房での生活のなかで、2重サッシの間に日射遮蔽用のアルミシート付レジャーマットを立てて対策を行いました。
今年は今日午前中に窓の外にすだれを設置しました、すだれ効果は最高でした写真は今日の状態ですが、すだれがあっても32℃を超える熱が侵入するのが解ります、2重サッシ間の温度変化は大きくて日中は外部側のサッシを開けてサッシ間が温室的にならないようにしますが、開いていても38℃位になり閉じていると50℃を超えてしまいます、今日すだれを設置して温度変化を調べると2重サッシ間では37℃位になりましたが、日射遮蔽が外部で出来る為1階の室温が23時の時点でも28.6℃と夜間冷房だけで快適な状態を夜まで保てました、朝7時の室温が27.7℃でしたから約1℃の温度上昇で収まりました、これは大成功です昨日までの4日間では23時の室温は29.5℃位まで上昇しましたので1℃位下がったことになります、この1℃は大きく快適の度合いもかなり違います、気温が下がると絶対湿度も下がって朝が13gで夜が14gと快適な範囲です、計画換気のおかげで2階の温度も昨日までより1℃近く下がりました、室温30.5℃絶対湿度15g位です。
2階の南西面の窓にはすだれはありません、2重サッシの外部側サッシに熱線反射ガラスを入れていますので1階の同面のサッシに比べて日射量は少ないです、2重サッシ間での温度で36℃位になります。
結論としては東・西面の庇による日射遮蔽は期待できませんが庇にすだれ掛け金物を設置できるタイプを選んで庇を設置すると効果は大です、パッシブハウス級での実験ですから一般の住宅とは効果の程度は異なります。


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by nc-house | 2012-08-01 00:54 | ネットゼロエネ パッシブハウス
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