ネットゼロエネハウス補助金と断熱性能別暖房費比較 |
ネット・ゼロエネルギー・ハウス支援事業がある場合と無い場合、そして普通の長期優良住宅レベルとの3タイプでの冷暖房費の比較をしました。 補助金については、以前も書きましたが、 断熱性能に対して補助金が出ます(UA値0.3未満の場合では10,000円/床面積)。 換気、エアコン、照明、給湯は約半額の補助で約60万円です 特別仕様(プラスワン・システム)に対して100万円です 以上で床面積120㎡の場合は約280万円(税込)となります。 比較表の考え方は 1.ベースとして長期優良住宅レベルの断熱性能であること。 2.換気、エアコン、照明、給湯については元々必要な費用と考えるので、補助は断熱向上に充てる。 3.暖房設定は暖房期間100日として全居室を24時間暖房とする。(温度設定18~21度) 4.冷房設定は冷房期間60日として全居室を24時間冷房除湿とする。(温度設定27~29度) 5.ネット・ゼロエネ・ハウスの冷暖房費は堺パッシブ・エコハウスでの実績を採用しています。 6.一般的な長期優良住宅での冷暖房費の10万円/年については仮定です。(冷暖房期間を24時間温度設定を確保した生活データがありません。普通は連続運転はしていないと思います。) 以上より、補助金がある場合は約100万円の追加費用で超省エネな住宅(外皮平均熱還流率UA値0.3未満)で快適な温熱環境と少ないランニングコストの生活が可能です。 この補助金制度はあと2年間実施される予定です、今年度も全国で約950棟ほどが受けています。 申請と設計、施工に少し手間はかかりますが、大変魅力的な制度だと思います。 10月から大阪市のATC(アジアトレードセンター)内のエコプラザ・カレッジで来年の3月までプロ向けの講座を行います、希望者はご参加ください。 一般のユーザー向けには12月より同じくATCにおいて各月第1日曜日(1月は休講)に行います。 ATCのホームページをご覧ください。 なちゅらる・さーかす |
by nc-house
| 2014-10-06 22:10
| ネットゼロエネ パッシブハウス
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